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御飯も食べたし。
満腹満腹。 味は可も無く不可も無く。男らしい先生にぴったりの大味で。 けれど量だけなら食べきれない程の。 腹は満たされました、じゃあ次はなんて言ったらお約束。 セックスしか無いじゃ無い? そういったら最愛の恋人に一蹴された。 「阿呆ですかアンタは」 これってもう決まり文句みたいなもんで。 何度言われたかなんて覚えて無い。 兎も角三桁は軽くいっちゃったかもしれない。 こんだけ俺を阿呆呼ばわりするのはこの人くらいだろう。 あ、アスマの馬鹿と紅、ガイとかもだけど。ま…あいつらは上忍だしね。 つーんとすました顔からは本当にまったくそういう気はないのだと伝えてくる。 「やる事いっぱいあるんですから、今日は絶対にしません」 そういってちゃぶ台の上の湯飲みを片付けはじめる。 ぶーぶーイルカ先生のいけずー、潔癖(ぶってる)教師ーとぶー垂れてごろごろ畳の上を転がっていると。 「…そんなに欲を満たしたいなら睡眠欲でも満たしたらどうですか…おなじ三大欲のうちの一つですよ?」 などと可愛くもないことを言ってくる。 皮肉か。皮肉だな。 じゃあなんですか、寝たら最後の欲満たしてくれるんですかね? 一つだけ達成して無いなんて理不尽じゃ無いですか。 などと屁理屈を言うとイルカ先生は呆れた顔をして。 「人間なんですから毎日性欲を満たす必要はないじゃないですか…」 人間だからこそなんですけどねえ… いつの間にやら引っ張り出した答案に綺麗な丸をつけながら言う。 また仕事を家に持ち帰ってきてるし。前にその事で大暴れしたってのに懲りて無いね。この人。 俺の相手もしてくれないで仕事ばっかりして! 又…暴れていいですか?なんていってみたら。 「出入り禁止になっていいのでしたらどうぞ?」 すっかり俺の扱いを心得てるイルカ先生は軽くそんなことを言う。 実をいうとこの会話も結構何度もかわされている。 ココ出入り禁止になったら俺死んじゃうよ? で、俺の完敗でお終い。 付合い出した頃は暴れまくる俺におろおろしてた癖にさ。 でもそんなのはホント初めの頃だけで。 あっというまにイルカ先生は俺に慣れてしまった。 嬉しいような…情けないような。 あーもう…面白くない。手のひらでコロコロと転がされてる俺。 でもそんなのも悪く無いとか思ってる俺。 笑っちゃうよ、もう。 大切で大切で、でもむちゃくちゃにしたい欲求も物凄くって。 色欲なんてぶっちぎり。毎日一日中したって多分満足することないよ。俺。 あんたとずっと混じりあっていたいって思うもの。 だからせめての譲歩なのよ? イチニチ一度満たさなきゃ駄目だって。 本当のとこあんたもそうでしょ?イルカ先生? あんなにエッチな癖してさ。 ま、全部俺が教えたんだけど。 物言いたげな目で見つめてみても、一向に答案から顔を上げないつれないおでこ。 後れ毛がひょこんひょこんと揺れている。うしろのしっぽと一緒に。 ああ、引っ付かんで引き倒してめちゃめちゃに揺さぶったら気持いいだろうな。 飯でいっぱいの腹を俺のでさらにいっぱいにする。 欲と欲がつながっていく。 私的に三回はシタイんだけども…明日のことと先生のこと考えると…ま、二回が限度ってとこ。 その後満足で眠り込めばオールオッケー。 人の三大欲を踏襲。 なんて人間らしい俺。 ちょっと前の人殺しの欲ばかりだった俺とはまるで違うね。 んーまあ欲って言うか。仕方無しのとこ大半だけどさ。 兎も角先生が生きてたら諸手をふって大喝采だろう。 カカシ、先生嬉しいよ。大事な事だからね。なんていってくれるだろう。 もう絶対悲しい顔なんてさーせなーいよ? 愛するヒトができるって凄いよね! 俺を普通の人間にもどしちゃった。欲を求めて止まない普通の人間に。 まあ本音言えば色欲のとこだけ半分以上しめてりゃいいんだけども。 もちろんイルカ先生限定で。 この人以外いらないなんて思える日がくるなんて思って無かったよ。俺。 誰彼構わず手出してた時のこと思うと笑うくらい。 しゅっとペンの走る音が響く。 俺の思いなんかこれっぽっちも知りませんと言うように。 ああ…つれないね。 そんなあんたにとっておきの仕返しと言わんばかりに。 俺はイルカ先生を視姦することにした。 本人を前にして情けないような気もするが、そんな雰囲気に持っていくのも俺の技量次第な訳。 やっぱり合意のほうが愛しあってる気がするもんね。 閨のやらしいこの人を何度も頭に思い描きながら、体中を舐めるように、視線で… 犯す。 まずは…耳あたりから攻めてみようか。後れ毛が落ちる耳元にじっとり視線を送って何度も辿る。 感じやすい耳たぶを甘噛みして、ねろりと舌で中を犯してやる様を思い描いて。 「あっ…や…あん!」 すぐさま反応を返して喘ぐアンタ。 頬をしっとりと染めて切なげに眉をよせて。 いいの?ここ好きだよね?なんて聞いてやったら目許を朱くして睨んでくるんだ。 くつくつ笑って俺はイルカ先生の首筋に目線を移す。 普段はアンダーに隠れてる白い肌。 すっごい綺麗ってみるたび思う。今すぐ食いつきたい衝動を押さえて…又じっとりと見つめる。 暫く触れてなかった体には俺が付けた跡はきっと全て元の色に戻ってて。 俺は何にも知らない真っ白な体なんですなんて主張してるようで何だか腹が立つ。だから噛み付いて、真っ赤な跡を、また点々と付けてやるんだ。 …セックス時のイルカ先生ははめちゃくちゃ凄い。 そんな何も知りませんて顔をして。 俺の為だけに腰を振ってねだる。 もっと欲しい…って。いやらしく、奔放に。 男相手にねえ。ま、俺限定だけど。 なんて跡を次々つけていく妄想とかいやらしいこのひとを思い描いていたら。 げしりと足が飛んできた。 どうもそのつもりも無かったが口に出していってたみたい。 その足を素早く受け止め、引き摺り倒してそのまま組み敷いた。 見られて興奮しちゃった?ほんとは気付いてタでショ?俺がジッと見てたの。 そういったらべしりとおでこを撲られた。 「うるさい。集中できないんです。あんたの視線は…」 むっつりと睨み付けてくるけれど、その目には既に色が混じっていて。 あ、イルカ先生もしたいんだ。とすぐ分かった。 ね、俺って凄いでショ? その気のかけらもなかった先生をその気にさせちゃったよ。 けどまーもー嬉しいったら無いよね〜以心伝心みたいな? まあなんてったって俺この人のこと何より愛しちゃってるし? この人も俺のこと愛しちゃってるし? 当然のことだけどもさ。 にまにまとだらしなく頬をゆるめていたら、 すっと俺の頬に手を当ててイルカ先生が一言。 「…しましょう」 きっぱりと言い切ったあんたは男らしかった…。 はあ〜惚れ直すよ。 まったく。 苦笑して、あんたには本当にまけっぱなしですよ。なんて言って首筋に唇をおとすと。 「当然です。俺はあんたに惚れてんですから」 と、挑むような顔でかえってくるもんだから。 おれは諸手を上げて降参。 イルカ先生をぎゅーっと抱きしめる。 アー幸せ〜すぎ〜。 過ぎて死にそう。 負け犬男決定!な俺はあんたをむさぼる事に専念する事にします。 俺だってあんたにめろめろですよってことを体に教え込んでやるために、ね。 |
恐らく初めてかいたカカイルです。
こう、受だろ−がかっこいいイルカ先生が好きです。
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